専門外来
日本人の2人に1人が一生のうちにがんになり、男性では4人に1人、女性では6人に1人ががんのために亡くなっています。がんのように重い病気を抱える患者さん、そのご家族一人一人の体や心などの様々なつらさを和らげ、より豊かな人生を送ることが出来るように支えていくのが緩和ケアです。
緩和ケアは治すことを目的とせず、病気による痛みや苦痛を和らげることで患者さんを支え、過ごす時間をよりよくする、quality of lifeを高めることを目的とします。緩和ケアは病気を治す治療と並行して行われます。あなたの希望される生き方を教えてください。それを目標に緩和ケアを進めていきます。
当院の医師は、ほぼ100%が緩和ケア研修会を受講しています。このため、各診療科で基本的な緩和ケアを受けることができます。専門的な緩和ケアを希望される方は、がん相談支援センターへご連絡ください。緩和ケア外来の受診を含め、あなたに必要とされる緩和ケアについてご相談します。
がんの苦痛というと、どうしても痛みや呼吸苦などの体の症状に目が行きがちですが、それ以外に、うつや不眠などの精神的な症状や経済的不安などの社会的問題、そして寂しさや虚無感など、その中身は多様です。そのため、医師、看護師、公認心理師、社会福祉士、薬剤師、理学療法士、作業療法士、栄養士が連携する緩和ケアチームがあります。入院中に緩和ケアを必要とする患者さんについては、診療科を問わず緩和ケアチームが対応します。
常勤
新井 由季
あらい ゆき
役職
緩和ケア部長 兼 消化器内科副部長
専門
消化器内科
博士号・認定医等
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午後 | 交代制 |