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がんゲノム診療

がん診療

がんゲノム医療

がんゲノム医療について

がんは正常な細胞の遺伝子が何らかの原因で変化(変異)することによりがん細胞となることで起こる病気です。これまでがんの治療は発生した体の場所や、がんの種類などにより治療法が選択されてきました。最近ではがんの遺伝子変異を調べることでがんの診断や治療を追加したり、より効果が期待される薬剤を選択することができるようになってきました。

がんゲノム医療連携病院

当院は2024年10月に栃木県内で5番目となる「がんゲノム医療連携病院」に指定されました。連携するがんゲノム医療中核拠点病院の岡山大学病院の協力のもと、がんゲノム医療の提供を行って参ります。

がんゲノム医療連携病院

がんゲノムプロファイリング検査

がんゲノムプロファイリング検査とはがん細胞に起きている遺伝子の変異を網羅的に調べることができる検査です。この検査により患者さんにあった治療法を選択したり、新たな治療法を選択できる可能性があります。

当院では以下のがんゲノムプロファイリング検査を受けることができます。

検体 実施件数
  • FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル
組織 4
  • FoundationOne Liquid CDx がんゲノムプロファイル
血液 0
  • OncoGuide™ NCCオンコパネル システム
組織/血液 0
  • GenMineTOP がんゲノムプロファイリングシステム
組織/血液 0
  • Guardant360 CDx がん遺伝子パネル
血液 6
  • 実施件数集計期間 ・・・・・・ 2025年2月〜2025年9月

検査の対象となる患者さん

  • 固形がんで標準治療が終了または終了が見込まれる方
    または原発不明がん・希少がんの方
  • 全身状態が良好
  • 検査に必要な病理検体があるまたは再生検や採血が可能
  • 検査対象となるかについては主治医にご相談ください。

注意点

  • 検査を実施しても診断や治療に繋がる情報が得られるとは限りません。
  • 治療の効果が期待できる薬剤が見つかっても治療法として選択できない場合(国内未承認薬や治験の参加条件を満たさないなど)があります。
  • 治療を受けられた場合でも期待する治療効果を得られるとは限りません。
  • 遺伝性の疾患である事を知る機会となる場合があります。

他医療機関に通院中の方

がんゲノムプロファイリング検査については患者さんの希望のみで実施することはできません。

まずは通院中の主治医にご相談ください。
がんゲノム医療についてご質問がございましたら当院のがん相談支援センターにご相談ください。

医療機関の方へ

当院へがんゲノムプロファイリング検査を依頼される場合は、地域医療連携室(TEL:0287-23-9777)へ電話にてご連絡ください。
まずはセカンドオピニオン(30分以上60分以内の場合 税込22,000円)として当院外来に受診していただき、当院の担当医師が検査実施可能かどうか判断いたします。
受診の際に必要な書類等は以下の通りです。

初回受診時

・診療情報提供書(臨床経過を詳細にご記入ください)

・各種検査結果(画像含む) 等

・CGP検査 確認事項 (当院様式) 

・診断時の病理組織標本(当院病理医が組織検体の確認をします)

検査実施決定後

・CGP検査 C-CAT情報用紙 (当院様式) 

・病理ブロックまたは未染スライド(組織検体で実施する場合)

遺伝診療科外来

2025年1月より遺伝診療科外来を開設しました。主に金曜日の午後、土曜日の午前に診療を行っています。
専門の医師が、がんなどの遺伝に関する最新の情報の提供や相談を行います。

保険診療による遺伝カウンセリングや、遺伝性のがんが疑われる方への多遺伝子パネル検査(MGPT)、遺伝性の疾患と診断された患者さんやその血縁者に対する検査などを実施しています。

診察料(自由診療の場合、1名につき)
初診料 11,000円(税込)
再診料 5,500円(税込)~

相談窓口

がんゲノム医療についてご質問等ございましたら、当院のがん相談支援センターにご相談ください。