チーム医療
現在、日本では循環器疾患が増加傾向となっています。特にご高齢の方の心不全は非常に増えており、心不全パンデミックと呼ばれるほどです。全国では130万人の心不全患者さんがいると言われており、当院でも1年間に約600人の心不全患者さんが入院しております。一度、心不全を起こすと、その後は入院を繰り返し、死に至ってしまう怖い病気です。再入院を予防することによって、患者さんの生活の質は良くなり、寿命を延ばすことができます。
心不全患者さんへの治療は、薬物治療だけではありません。普段の生活習慣や、食事、運動療法を行う必要があります。たくさんのことに介入していく上で、様々な職種が団結して、それぞれの患者さんへ指導を行っていく必要があると考えられます。当院では循環器病対策チームを発足し、多職種で介入することにより、一人ひとりの患者さんに適した診療を行っております。