救命救急センター・救急集中治療部
平成10年6月に開設された救命救急センターは、栃木県北医療圏における一次、二次の患者さんはもとより、脳卒中・心筋梗塞・重症外傷・中毒・ショック・心肺停止など、特に緊急を要する重症な急性の傷病者の方々の生命を守る「最後の砦」として、24時間体制の救急医療を実施しています。那須郡市医師会や周辺医師会、5つの主要な二次病院などとも病診連携をさらに密にして、平成17年4月からは、那須赤十字病院は二次・三次を中心とした救命救急センターに特化することとなりました。さらに、平成26年10月からは、救急部医師2名と救急集中治療部医師4名が協力し合い救急科として、プレホスピタルから初療、集中治療にわたる領域の重症患者さんの診療を担うようになりました。
救命救急センターはICU8床(CCU、SCUを含む)、GICU8床、救急病棟22床を保有しています。
夜間・休日体制は内科系医師1名、外科系医師2名、小児科医師1名(火曜日・木曜日・日曜日は二次輪番)の計4名で救急外来当直が行われているほか、産科医を含む各診療科がオンコール体制(自宅待機)でバックアップをしております。
平成25年度に救命救急センターを受診された方は8,861名、救急車は2,675台で、平成16年度の受診患者数30,748名、救急車3,851台と比較すると減少したものの、ここ数年はほぼ横ばいの状態です。受診者の重症度がアップし、入院率も平成16年度の12%から平成25年度は40%弱となり、重症傷病者の診療ウエイトが増しています。
平成21年10月1日からは、那須地区消防本部、南那須の3消防署とも連携し、平日日中にドクターカー活動を導入しました。その目的は、一刻も早く現場の傷病者に医療を提供(病院前救護活動)して、救命率をアップすることであり、平成27年3月31日までに732件の出動がありました。さらに、平成22年1月20日からは獨協医科大学のドクターヘリとも協働して、県北地域で発生した緊急度の高い傷病者の救命医療にも当っています。
また、災害医療にも力を入れており、既存の日赤救護班に加え、DMATチームも3隊備えており、日本DMAT講習会・全国赤十字救護班研修会をはじめ、さまざまな災害や救急の講習会・訓練にも積極的に参加しています。
スタッフ紹介
根本 真人(常勤) | 役職 | 院長補佐 救急・集中治療部部長(診療科主任) 救急センター長 麻酔科部長 |
博士号・認定医等 | ||
林 堅二(常勤) | 役職 | 救急集中治療部長 兼 医療技術部長 |
博士号・認定医等 | 医学博士 一般社団法人 日本救急医学会 救急科専門医 一般社団法人 日本集中治療医学会 集中治療専門医 公益社団法人 日本麻酔科学会 麻酔科専門医・指導医 麻酔科標榜医 日本蘇生学会指導医 日本医師会認定産業医 日本医師会認定健康スポーツ医 日本体育協会公認スポーツドクター ICD制度協議会認定ICD(インフェクションコントロールドクター) 栃木県災害医療コーディネーター 日本赤十字災害医療コーディネーター 日本DMAT隊員(統括DMAT) 日本DMATインストラクター 一般社団法人日本災害医学会認定 災害医療上級ロジスティクス専門家 MCLS管理世話人・世話人・インストラクター MCLS-CBRNEインストラクター MCLS-大量殺傷型テロ対応病院コース・インストラクター JPTEC世話人・インストラクター ICLSディレクター・インストラクター AHA ACLSインストラクター AHA BLSインストラクター 日本母体救命システム普及協議会(J-MELS)ベーシックコース・インストラクター 臨床研修指導医 臨床研修プログラム責任医 公益社団法人日本スポ-ツ協会公認スポーツドクター |
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増山 智之(常勤) | 役職 | 救急・集中治療部長 |
博士号・認定医等 | ||
田中 禎一(常勤) | 役職 | 麻酔科部長 |
博士号・認定医等 | ||
宍戸 宏行(常勤) | 役職 | 医師 |
博士号・認定医等 | 一般社団法人 日本救急医学会 救急科専門医 | |
松﨑 将大(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
野村 藍菜(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
増澤 佑哉(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
武藤 憲哉(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
福田 啓伸(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
吉成 仁見(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
益子 仁(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
車田 宏之(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |