へき地巡回診療

へき地医療拠点病院としての活動

那須赤十字病院は昭和55年に「へき地中核病院」に指定されて以降、無医地区（準無医地区）における地域住民の医療確保のため、へき地巡回診療を実施しています。
昭和55年に那須町大同地区への巡回診療を開始し、以降、同町複数の地区も加わり、平成15年には「へき地医療拠点病院」に指定、平成22年1月には大田原市須賀川地区への巡回診療も開始され、現在は大田原市須賀川地区、那須町沓石地区・寄居地区の3地区の巡回診療を実施しています。
へき地巡回診療では巡回診療車に医師、看護師、事務兼運転手の3名が搭乗し患者さんの診療にあたっています。

へき地とは？

へき地とは、山間部や離島など医療の確保が困難な地域や、近隣に医療機関がないことから容易に医療機関を利用することができない地域（無医地区・準無医地区）を指します。
それらの地域では、へき地保険医療対策を実施することが必要とされることから国、県、へき地医療拠点病院等が一体となって効果的・効率的で持続可能なへき地への医療提供体制の構築に努めています。

無医地区とは？

当該地区の中心的な場所を起点として、おおむね半径4㎞の区域内に50人以上が居住している地区であって、かつ容易に医療機関を利用することができない地区

準無医地区とは？

無医地区ではないが、これに準じて医療の確保が必要と都道府県知事が判断し、厚生労働大臣が協議し適当と認めた地区

栃木県北部地域の無医地区（準無医地区）

栃木県北部地域では、当院が巡回診療を実施している地域を含む8つの地域が準無医地区に指定されています。大田原市、那須町の準無医地区は以下のとおりです。
大田原市：須佐木、須賀川、雲岩寺、川上、南方
那須町：大沢、沓石、美野沢（寄居）

へき地巡回診療についてのお問い合わせは
医療社会事業部　社会課
TEL：0287-23-1122（代表）
9時～16時（月～金）