がん患者と家族の会 ピアサポート那須
ごあいさつ
「がん患者と家族の会 ピアサポート那須」は平成24年8月、那須日赤で行われていた「がんのつどい」から生まれました。つどいでは同じ体験を持った患者と家族がお互いの悩みを語り合いながらも明るく愉しい時間を過ごし、勇気と元気を頂いてきました。そんな中から、私たち患者にも、いや、がん体験者だからこそ出来ることはないかと、話し合う中から、ピアサポート(ピアは同じ病を持った仲間、サポートは支援する)活動を知りぜひやってみたいと言う事になり生まれたものです。
がんは告知時のショックから始まり、治療の選択、入退院、痛みとの闘い、仕事への復帰、経済問題、家族の事など試練は絶え間なく続きます。これまで描いてきた人生設計は大きな変更を余儀なくされます。しかし、これらの現実に嘆き悲しむだけでは、私たちがん患者と家族に希望はありません。困難な道ですが、これらを乗り越えてきた仲間たちと、新しい生き甲斐と希望を持って共に歩んで行けたらと思っています。
自分も肺がんで3度の大きな手術を受け、両肺の下葉部を切除しました。しかし、現在は元気に子どもたちと楽しい保育園生活を送っています。また、大好きなラグビーもチョコットだけ楽しむことが出来るようになりました。
あきらめる前に、一人で悩んでいないで、一度おいで下さい、待ってます!
会長 並木邦憲
趣意書
私たち「がん患者と家族の会 ピアサポート那須」は、新たにがんに罹った患者の皆さん(ピア)に対し、私たちがん体験者とその家族が直面した数々の体験をもとに、先輩患者として同じ目線で、多様な支援(サポート)をする事を目的とした団体です。
現在、がんは二人に一人が罹り、三人に一人が死亡する病気です。医学医療の進歩により長寿社会が出現しましたが、老化ががんの大きな原因であれば、その増加は必然と言えるでしょう。
この大きな時代のうねりの中で、私たちはこれまで経験した事がない医療の世界に入りました。がんは直ぐに死ぬ病(やまい)で無くなり、幾度も罹患を経験し、治療を受けながら生きていく事態も出現しています。この様な変化の中で、私たち当事者も、医療機関に頼るだけでなく、患者同士・同じ目線での、相互扶助の活動が必要だと思います
先輩がん患者が、後輩がん患者とその家族をサポートする・いわゆる「がんがんサポート」はまさに、「時代の要請」であります。
そして、病気になった事を恨むだけではなく、「病み甲斐」として、そこから、積極的に新たな生きる意味を見出だし、遣り甲斐、生き甲斐を持って、互いに助け合って生きて行く事が必要ではないでしょうか。
一人で悩まないでください。
すぐ近くに、同じ悩みを持って立ち直った仲間がいます。 また、患者・家族の皆様だけで無く、趣意に賛同を頂いた皆様にも積極的に活動への参加をお願いします。 みんなで安心して暮らせ、安心して医療を受けられる故郷を創りましょう。「ピアサポート那須」へのお誘い
平成23年7月から始まった日赤「がんのつどい」において、患者さんそして家族の方と、多くの出会いと楽しくも有意義な時間を経験させて頂きました。みな心と体に傷と痛みを負いながら懸命に生きてきた方ばかりです。がん患者だからこそ分かり合える時と場を共有することができ、何よりの励みになっております。そして、回を重ねるごとに私たちがん患者にも出来ることはないか、いやがん患者だからこそできる事はないかと、皆が考える様に成りました。新たにがんに罹った人たちに、「私たちが味わった苦悩と苦労を少しでも和らげたい」「何かお役に立ちたい」、そんな思いを強く抱くようになったのです。
先輩がん患者が、後輩患者のみなさん(ピア=仲間)に、お手伝い(サポート)する、そんなことが出来ればとの思いに到り平成24年8月に「がん患者と家族の会 ピアサポート那須」を立ち上げたところでございます。
「一人で苦しまないでください、一人で悩まないでください!」あなたのすぐ隣に同じ悩みを持つ人がいて、共に頑張っている事を思い出して下さい。
日赤「がんのつどい」そして「がん患者と家族の会 ピアサポート那須」で新たな出会いと出発(旅立ち)をしようではありませんか。
※患者会主催で「ピアサポーター養成講座」を実施中です。興味のある方は是非ご参加ください。
日時 | 毎月1週目の土曜日: 午前11時から(那須赤十字病院主催の「がんのつどい」は午前10時から) |
場所 | 那須赤十字病院 会議室1・2 |
連絡先 | 携帯 090‐4394‐1740(患者会:並木) |
メールアドレス | rmyfp352@ybb.ne.jp(自宅) |
がん患者と家族の会 ピアサポート那須 会則
下記よりご覧ください。乳がん患者会 マンマぴあルーチェ
趣意書
病気になって困ったことが沢山あります。 治療の副作用が辛いこと、職場に迷惑を掛けること、経済的な負担が増すこと、家族や身近な人達の心配を心苦しく感じること、等々、数えたらキリがありません。人生の中で誰にでも起こる苦境の1つに過ぎないと理解しているつもりですが、「癌」という響きは、何か特別のことに思えてなりません。心の中は、いつもどんよりとした不安でいっぱいです。 穏やかな日常は失われました。
医療を提供する病院は、治療が最優先なのは当然のことです。 治療を始めてから、本を読んだり、インターネットで調べたりしても不安が増すばかりだった私は、治療に加えて副作用のケアや心のケアも望んでいました。しかしながら、病院に慣れていない私は、緊張し、焦り、診察の限られた時間に、症状等を医師に伝えることさえ困難に感じていました。先生や看護師の方々は丁寧に対応してくださり、私を慌てさせる様なことは無かったにも拘らず、不安は解消されないのです。他の人は辛いと言わない些細なことも、我慢が足りない私は、こんなにも辛いのかと思うと、言い出せないこともあります。
暗いトンネルの中に居るような状況下、病気のことを誰にも知られたくないと思う一方で、体験した患者の方のナマの声を聴きたいと思いました。知る人のいない遠方の乳がん患者の会に出席してみて、心が和みました。住まいの近くに会があったらいいと思いました。私自身、化学療法や放射線療法の待合室等で、副作用についてなど見知らぬ患者の方から声を掛けられたことがあります。お互い頑張りましょうねと言って別れた後は、何とも言えない嬉しさがありました。元々の知り合いではないからこその何でも話せてしまう気安さがあると感じました。
那須赤十字病院にがん患者のつどいがあると知りましたが、乳がんは女性特有の病気なので、話すことに躊躇があります。 自分の経験を話すことで少しでも気が楽になる患者さんがいるだろうという期待と、これから長期に渡り治療を続けていく自分が心身共に救われたいという願いと、医療に対する感謝の気持ちから、乳がん患者会の発足と運営に携わることを希望いたしました。 担当医師、看護師をはじめ病院関係者の皆様のご協力をいただきながら、明るく頼りになる患者会を目指して参ります。
2015年4月 マンマぴあルーチェ代表 大森初江
名前の由来・・・
「マンマ」は 乳房、「ぴあ」は 仲間、「ルーチェ」は 光り輝く という意味です。『光り輝くおっぱい仲間』として煌めく日々を生きましょう!
「マンマぴあルーチェ」へご参加ください♪
募集要項 ◆ 現在乳がん治療中の方(治療の種類は問いません) ◆ 宗教や民間療法の禁止を守れる方 ◆ 患者会で得た情報を厳守できる方 ◆ 参加している方の話を聞くことができる方