小児科
新着情報
- 新生児医療の充実をはかりました
新病院開院後、当院の分娩数は急増しており、2022年の分娩数は511件となりました。これに伴い、治療が必要となる早産や病気の赤ちゃんも増えており、新生児集中治療室(NICU)・発育支援室(GCU)に206名の赤ちゃんが入院しました。このため、NICUを人員や設備の充実した医療厚生労働省認可NICUとしました。厚生労働省認可NICUは、小児科医師が24時間院内に常駐し、NICU3床に対して看護師1名、発育支援室(GCU)6床に対して看護師1名が常時配置されている必要があります。これからもNICU・GCUを充実させて、ご家族のニーズに十分応えられる様努力していきます。 - 良い小児医療とは?
良い小児医療とは何でしょうか? 私達小児科医はお子さんやご家族にとって最善の医療を提供できるよう努力しています。しかしながら、ご家族のニーズは様々であり、時には全てのニーズに十分沿うことができない場合もあります。そのようなときは、是非ご相談下さい。一度で解決できない問題でも、二度三度の努力で解決できることがあります。私達はいつでも、ご家族の声にしっかり向き合っていきたいと考えています。 - 小児救急医療に関して
県北地区の小児救急医療体制は皆様のご理解とご協力により、順調に運営されています。
一次救急と二次・三次救急の違いを再度ご理解下さい。休日夜間の一次救急は、在宅当番医もしくは当院に併設されている那須地区夜間急患診療所が診療を担当します。夜間急患診療所は那須郡市医師会が運営しており、当院とは別の医療機関です。地域医療に熱心である医師会の先生が当番制で診療を担当されています。入院が必要そうな場合は、二次救急輪番病院(国際医療福祉大学病院もしくは当院)へご紹介いただくことになります。また、当院へ受診を希望される場合、必ず事前に電話でご相談下さい。事前連絡がない場合、診療をお断りすることがありますので、ご了承下さい。小児救急医療がコンビニ受診と言われてから、すでに25年以上たちます。地域の力で小児救急医療を維持できるよう、力を貸して下さい。 - タバコの受動喫煙について
タバコを吸っていない子どもたちが、タバコの煙を吸ってしまうことを受動喫煙といいます。タバコの煙によって、小児喘息発作、中耳炎や気管支炎などがおこることが知られています。さらに、脳の働きにも影響するといわれており、言語能力の低下や注意力が散漫だったりする傾向が報告されています。喫煙は、もはや時代遅れです。ぜひ、子どもたちをタバコの煙から守ってあげて下さい。
また、お子さんの咳が長引く場合は、タバコの煙が影響している可能性が高いので、ご家族の禁煙にチャレンジしてみて下さい。
はじめに
那須赤十字病院小児科は平成24年7月の新築移転後も、県北地域の小児医療拠点として活動して行きます。
小児科外来および小児病棟の内装は、県内在住の絵本作家、いわむらかずお先生に監修していただいており、子どもたちが穏やかに過ごせるよう配慮しています。外来は「考えるカエルくん」を、病棟は「14ひき」シリーズのねずみをモチーフにデザインされています。病棟の個室は8室あり、ご家族と一緒に落ち着いた環境で治療を受けることができます。
新生児医療では、厚労省認可NICU3床とGCU6床を有しています。最新の医療機器を揃え、在胎28週以降の早産児や病的新生児に対応しています。
少子高齢化が進むなかで、専門性の高い小児医療のニーズは高まっています。私達は最善のfamily centered care(患児・家族中心の医療)を提供できるよう努力しています。当院の小児科医師数は現在6名ですが、現状ではいつでも質の高い医療を受けたいという御家族のニーズに対して、当院のみで全てのニーズを満たすことは困難な状況です。栃木県内の小児科医数は少しずつ増加傾向ではありますが、その多くは獨協および自治医科大学病院勤務医であり、県北地域を含めた地方での小児科医数は充足されていません。このため、私達は那須郡市医師会や国際医療福祉大学病院と連携して、小児医療の充実に取り組んでいます。
小児救急医療体制ですが、那須郡市医師会による休日等急患診療所が当院に併設されています。入院の必要がない軽症例(一次救急)は、まず休日等急患診療所を受診して下さい。また、中等症例(二次救急)で入院治療が必要な場合、当院の当番日以外は国際医療福祉大学病院での入院となりますのでご了承下さい。なお、重症例で高度医療が必要な三次救急はこれまでどおり24時間体制で対応しています。
外来診療
一般外来は、常勤医と獨協医科大学病院および済生会宇都宮病院からの派遣医2〜3名で診療しています。乳幼児健診や学校検診で指摘された病気の精密検査を行っています。また、各種予防接種を行っています。
専門外来は、内分泌・肥満、心臓、腎臓、神経、喘息・アレルギー、血液、新生児フォローアップなど、各専門医による診療や臨床心理士による心理カウンセリングを行っています。
入院診療
おもに急性疾患に対応しています。
完全看護体制のため、付き添いなしでの入院が可能です。付き添い希望のご家族には、個室での入院(別途、個室料がかかります)をお勧めしています。
院内・院外出生の新生児(低出生体重児および疾患児)についてはNICUでの治療を行っています。当院での対応が困難である重症例は総合周産期母子医療センター(獨協医科大学病院・自治医科大学病院)と連携して対応しています。
乳児健診
金曜日の午後に1か月健診を行っています。
予防接種
小児期に接種できる全ての予防接種に対応しています。月曜日・火曜日・木曜日の午後に、予防接種の時間枠を設けて接種しています(予約制)。
夜間や休日の救急外来
夜間や休日にお子さんが病気になられた場合、まずは、栃木県が作成した子ども救急ガイドブックをご参照下さい。下記よりダウンロードできます。
また、時間内であれば、とちぎ子ども救急電話相談をご利用下さい。
病院へ受診する必要がある場合、まずは当番医や夜間急患診療所を受診して下さい。入院治療の必要がある場合は、小児二次救急輪番病院へ紹介されます。県北地域の小児救急医療制度に関して、ご理解とご協力をお願いします。
以下の医療機関で相談や診療が受けられます。
1.とちぎ子ども救急電話相談
月~土曜日 午後6時~翌朝8時、日曜日・祝日 24時間(午前8時~翌朝8時)
電話 局番なしの#8000 または 028−600−0099
2.那須地区夜間急患診療所(当院に併設)
毎日 午後7時~午後9時30分
電話 0287−47−5663
3.小児二次救急輪番病院
月曜日、金曜日、土曜日: 国際医療福祉大学病院(0287−37−2221)
水曜日 : 菅間記念病院(0287−62−0733)
火曜日、木曜日、日曜日: 那須赤十字病院(0287−23−1122)
当番病院へ受診を希望される場合、必ずお電話で病状をお伝え下さい。直接来院された場合、診療を受けられないことがあります。
スタッフ紹介
小川 美織(常勤) | 役職 | 小児科部長(診療科主任) |
専門 | 小児科全般、小児アレルギー | |
博士号・認定医等 | 公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医 PALSプロバイダー 日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)修了 |
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小森 慈海(常勤) | 役職 | 小児科副部長 |
専門 | ||
博士号・認定医等 | ||
濵田 裕史(常勤) | 役職 | 小児科医師 |
専門 | ||
博士号・認定医等 | ||
竹田 圭恵(常勤) | 役職 | 小児科医師 |
専門 | ||
博士号・認定医等 | ||
白川 喜之(常勤) | 役職 | 小児科医師 |
専門 | ||
博士号・認定医等 | ||
人見 浩亮(常勤) | 役職 | 小児科医師 |
専門 | ||
博士号・認定医等 | ||
金子 苑永(常勤) | 役職 | 小児科医師 |
専門 | ||
博士号・認定医等 | ||
新田 晃久(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | ||
井原 正博(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | 小児循環器 | |
福島 啓太郎(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | 小児アレルギー、小児血液・腫瘍、免疫不全、膠原病 | |
渡部 功之(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | 小児神経、新生児 | |
市川 剛(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | ||
加納 優治(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | 小児腎臓 | |
宮本 学(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | 小児アレルギー、周産期新生児 | |
鈴木 完(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | 小児外科 | |
安藤 裕輔(非常勤) | 役職 | 嘱託医師 |
専門 | ||
黒﨑 和典(非常勤) | 役職 | |
専門 | ||
大髙 智博(非常勤) | 役職 | |
専門 | ||
前橋 美歌(非常勤) | 役職 | |
専門 | ||